A
「わしも はちみつ たべたい。
たべたい。
たべたいよー。」
「しかし とのさまは 歯もじょうぶですし
なんでも食べれるでは ございませんか。」
「でも たべたい。たべたい。たべたいよー。
わしには食べさせられぬと 申すのか。」
とのさまのぷんぷんがまた 始まりました。
「とのさま はちみつは たいへん きちょうなものでして…」
けらいの言葉は とのさまの耳には とどきません。
「どれ。 とろーり。 あまい。
父上だけが このような おいしいものを食べていたとは。」
ぷんぷん。
「はちみつがないなら つくらせろ。」
ぷんぷん。
「だれがつくっているのじゃ。その者をここによべー。」
「ははーっ。」