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あるところに、せかい一大きなまめまめ国という、国がありました。その国にいる人は、みんな、まめなんです。
その国を、おさめている王さまは、とってもいっぱいかぞくがいて、そのうえ、いとこもどっさりいます。
かんむり王国の、かんむりおひめさまとかんむり王じさまや、フムヨム王国の、フムヨムくんなどです。
ついこの前に、いとこの一かぞくは、三十五ばんめの赤ちゃんを、うんだとこです。
その三十五ばんめの赤ちゃんは、今三才ですが、ようちえんがおわると、すぐに、まめ王さまのところにいって、いろんな絵本のお話を、聞かせてもらっています。その絵本の名前は、「まめ大すきだけど、食べるのかわいそう」や、「まめでっぽうポンポン!」など、「まめ」にかかわるお話です。
王さまは、りっぱなおしろにすんでいます。そのおしろのまわりには、十れつの花だんがあります。九れつめまでぜんぶ花はさいていますが、一れつだけ、あいています。
まめ王さまのお父さんは、まほうつかいでした。むかし、そのまほうつかいのお父さんは、十れつの花だんにぜんぶたねをうえましたが、十れつめの一れつだけめがでてこなくて、ほかのれつは、ぜんぶ花がさきました。お父さんは、毎日、三回ずつ、花だんに水をやりましたが、ほかの花ばかり大きくなって、一れつめは、ずっとめが出てきませんでした。
お父さんは、しかたなく、たねをぬきました。まほうだけででも、どうしても花をさかせたかったので、一日五十回も、まほうをかけましたが、やっぱりだめでした。お父さんはねがいがかなう、ふしぎなしんじゅをもっていたので、そのしんじゅにうったえました。
「わしの花だんの、一れつだけ、めも、花も、はっぱすらはえてこない。だから、わしのむすこがりっぱになったとき、一ばんうつくしい花を、さいていない一れつに、さかせてくれ。」
と、このようになっていたからです。
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