「かさのなかにはどんなそら」
I
「よろしい でも こんやの ところは この かさだ」
クロトとうさんは たちあがり おおきな くろい かさを ひろげました
おおきな くろい かさには ちいさな あなが たくさん たくさん あいて います
「ほしぞらの かさ!」
こどもたちは おおよろこび
「ちっちゃいとき この かさの したで おひるねしたね」
「ミツバチが きて うたって くれた」
「いまでも おぼえてるよ あのうた」
こどもたちは こえを そろえて うたいました
J
K
こどもたちが ねむったあと クロトとうさんは ミケコかあさんと いっしょに あたたかい おちゃを のみます
まどの そとには おつきさま クロトとうさんは いいました
「あしたは どんな おきゃくさんが くるかなぁ」
「そうねぇ」
ミケコかあさんも いいました
「たのしみね あしたは どんなそらに なるのかしら」