「雨のふる日に」
D ある 急に 雨の降りだした午後、ノロブンは、遅れて帰って来ました。 いつも 女王さまに「雨にぬれては いけませんよ。体が 弱ってしまいますからね」と、言われていたのですが。 大変、もう木は 消えかけています。 ノロブンは、もやの中に思い切って飛びこみ、まだ 色のついている一枚の葉に むちゅうでしがみつきました。 すると、あらら、ふしぎ。木は、土の中へ するすると すべりこみ、下へ下へと もぐっていきました。