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みつばちの童話と絵本のコンクール

「雨のふる日に」

一般の部 佳作
 並村 有華(京都府)
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B
 そんな あわただしい生活って、不便だと思いませんか。
そのうえ 雨が上がって 木がもどって来ると、はちみつが 少しですけど へっているんですって。
誰かが 盗んでいったに 違いありません。
 こんな 変なことばかりある木なのに ミツバチたちは、引っ越しをしようとしませんでした。
なぜなら 雨上がりのたびに、まるで つぐないでもするかのように 木は、ふたつの点で 都合のよい家になっていたのです。
 まず、ミツバチが 眠りからさめると、ほらが 少しずつ大きくなっています。
女王さまは、子供を また一匹育てられると、喜ばれました。

 もうひとつは、雨上がりの家には、なんとも生臭いにおいが しみついていることです。
最初ミツバチたちは、このにおいが きらいでした。
けれど 間もなく気づいたのです。
この においのために、クマや おそろしいスズメバチが やって来ないんだということに。
 ある日、大きなクマが この木のにおいをかぎ、こわそうに 走り去って行くのを 見た時、皆かん声を上げたのでした。


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