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みつばちの童話と絵本のコンクール

「蜂飼いマルク」
一般の部 佳作
まうのすけ(北海道)

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※写真をクリックすると、大きい画像が表示されます。






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盗賊は たまらず にげだした。
かおが まっかに はれていた。
しかし 盗賊と たたかった ミツバチたちも
みんな 体がちぎれて死んでしまった。
マルクは 泣いた。
「ああ ごめんよ みんな!
とても いたかったろうに・・・。」

ひろい 花畑で くらせなくても
ミツバチは マルクが すきだった。
命がけで 巣とマルクを まもったのだ。




ミツバチの なきがらは のはらにうめた。
そして わずかに 生きのこった ミツバチを
巣にもどすと、マルクは 心も体も
すっかり つかれて ねむってしまった。

朝になり
マルクは ベッドのなかで 目をさました。
ここはどこだろう。
まわりには 町のひとが たくさん いた。

「やぁ 目が さめたかい。
きのうは つめたくして わるかったね。」
きのうのお医者やコックが つぎつぎに 声をかけ、
さいごに 警察官が やってきた。

「きみの ミツバチが 盗賊と たたかって
くれたそうだね。
おかげで やつらを つかまえることができたよ。」
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あの 盗賊は ハチにさされた かおが
いたくてたまらず、川でひやしていた
ところを 警察にみつかってしまったのだ。

町のひとびとも 盗賊には いつも
ひどいめに あわされていた。

「ゆうかんな ミツバチを
わたしたちは かんげいする!
ずっとこの町で くらしてくれないか。」
みんな声をそろえていった。

マルクはびっくり。
きのうのことが うそのよう。




それから
ケーキ屋は ハチミツを まぜこんで
焼き菓子を つくった。

コックは ハチミツで 料理にそえる
ソースを つくった。

医者は ハチの巣から 薬を つくった。

女の子は お母さんの 焼いたパンに
ハチミツを たっぷりかけた。

マルクの 木箱のなかでは
あたらしい ミツバチの こどもが
うまれていた。
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マルクは 町はずれの しずかな のはらに
小屋を たてた。
もう 旅ぐらしは おしまい。
春になれば ここは いちめん 花畑だ。

マルクは とびかう ミツバチ たちを
いつまでも ながめていた。




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