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みつばちの童話と絵本のコンクール

「蜂飼いマルク」
一般の部 佳作
まうのすけ(北海道)

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※写真をクリックすると、大きい画像が表示されます。



病院に やってきた マルク。
ハチミツは 体にもいいと、お医者さんに
すすめてみる。
ところが、
「みんなが 健康になったら、
わたしの 仕事が なりたたない。
いい めいわくだ」

こどもなら きっと あまいものが
すきだろうと 思った マルク。
ちいさな女の子に ハチミツを
スプーン いっぱい たべさせてみると
とてもよろこんで、すぐに お母さんを
つれてきた。
ところが、
「こんな ちいさな子に ハチを
たべさせたんですって!?」
ちいさな 女の子は ハチミツと
いえなかったのだろう。
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「ちぇっ なかなか うまく いかないなぁ
ハチミツは こんなに おいしいのに」
日が かたむき 空がくらく なりはじめた。
大きな 木の 根もとに 木箱を おろして
ひとやすみ。
今夜は どこで ねようか。
マルクは 木箱のなかの ミツバチたちの
ようすを みながら はなしかける。
「ごめんよ。 ひろい花畑に おいて
  あげられなくて」




そんな ようすを とおくの しげみから
うかがっている 三人ぐみがいた。
おそろしい 盗賊だった。
「あのちび、やけに木箱を たいせつに
しているな」
「きっと すごい宝物が はいってるに
ちがいねえ」
「よし わしらで いただこう」
盗賊たちは しげみから とびだし
マルクの まえに たちふさがった。
「やい こぞう、
その 木箱を こっちによこせ!」
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マルクは おどろいて 木箱をまもった。
「これは ぼくの とても たいせつな
ものだ。わたすもんか!
それに きっと、あなたたちの ほしがる
ものじゃ ないと 思うな」
盗賊は マルクの ことばなど きこうと
しない。
ごういんに 木箱を うばって
らんぼうに なかを さぐる
すると…
「うぎゃ!!なんだこりゃ!?」
箱から たくさんの ミツバチが
とびだしてきた。




「ちくしょう。虫けらめ!」
どなって 木箱を けとばす 盗賊。
とめようとした マルクも なぐりとばされた。
ミツバチたちは ぶんぶん おこって
盗賊と たたかい はじめた。

盗賊は 刀を ふりまわすが、ちいさな
ミツバチたちには あたらない。
ミツバチは 盗賊の かお めがけて
おしりの 針を ちくり!
「ぎゃあ!! いててて…」
ミツバチたちは つぎつぎと 体あたり。
また 針を ちくり! ちくり! ちくり!
それを見ていた マルクは 青ざめた。
「やめて! やめるんだ みんな!」
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