「ちぇっ なかなか うまく いかないなぁ ハチミツは こんなに おいしいのに」 日が かたむき 空がくらく なりはじめた。 大きな 木の 根もとに 木箱を おろして ひとやすみ。 今夜は どこで ねようか。 マルクは 木箱のなかの ミツバチたちの ようすを みながら はなしかける。 「ごめんよ。 ひろい花畑に おいて あげられなくて」
マルクは おどろいて 木箱をまもった。 「これは ぼくの とても たいせつな ものだ。わたすもんか! それに きっと、あなたたちの ほしがる ものじゃ ないと 思うな」 盗賊は マルクの ことばなど きこうと しない。 ごういんに 木箱を うばって らんぼうに なかを さぐる すると… 「うぎゃ!!なんだこりゃ!?」 箱から たくさんの ミツバチが とびだしてきた。