「ありがとう、 はちさん ありがとう」
クマがお礼を言うと、 チチはなんだか
てれくさくなって帰ろうとしました。
けれどクマは後からついてきます。
「もう傷の手当てはすんだのだから家に
お帰りよ」
「でも ボク もう少し君といたいんだ」
クマはチチに話しかけます。
「どうして君は一人でいるの?
さびしくないの?」
「一人のほうが気楽でいいさ」
「でも一人じゃおにごっこもできないよ。
たいくつじゃないの?」
「蜜や花粉をあつめたり、 することは
山ほどあるさ」
「ふうん…でもボクは友達がいたほうが
いいけどな」
クマはしゃべりながらどこまでも
ついてきます。 |