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| 「お日さま堂のれんげゼリー」 |
佳作
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絵:田口 香奈子(茨城) 文:宇内 悦 子(千葉)
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山の冬はさむさもきびしく、まだ、はじまったばかりです。今年はいつもの年よりはやい雪となりました。北風はうなり、まわりの山々は白い雪におおわれました。
おじいさんのからだも、ひえてきました。
「春まで、ふとんにくるまっているか…」
寝床に行こうとしたときです、
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トントントン、トントントン
表の戸をたたく音がします。
「はて、いまごろだれだろう」
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ぴゅーっ、風といっしょに、こぐまさんがころがるように入ってきました。
「お日さま堂の、れんげゼリー、ひとつ、かあちゃんが…かあちゃんが…」
こぐまさんは、泣きだしそうです。いつもなら、くまさん一家はもうとうに、冬眠したはずなのに、
「かあちゃんが、どうしたのかね?」
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「寒くてふるえているの。あかちゃんがいるの、かあちゃんのおなかの中に…」
「おや、そりゃたいへんだ」
「だからね、れんげゼリー、ほしいの…」
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