ブックタイトルミツバチの童話と絵本のコンクール

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概要

ミツバチの童話と絵本のコンクール

こどもの部一般の部 人のためになることをしているのに、かえって迷惑をかけてしまう、お人よしのくまの話。いささか古風な童話ですが、タイトル通り、くまのやさしい心がしっかりと伝わってきます。「とってもまじめな森のくま」 松ま つ岡おか 和か ず寿と し さま 憎ったらしい相手が花好きとわかって、心を許すまでの女の子の気持ちが、素直にかけています。花から花へミツバチをうつすところも楽しく、読後感もわるくありません。「笑った顔であっかんべえ」上か み川かわ 英ひ で夫おさま なんとも哲学的な語りで、物語としての面白さに欠けますが、自然との共有を願う作者の思いには共感させられます。人間とミツバチが仲よくなれる方法を考えたくなります。「よわくてつよい生きもの」 森も り埜の伽か耶やさま パンにぬって食べると思い出の世界へつれていってくれる、不思議な魔法のハチミツの話ですが、肝心の魔法の楽しさよりも、山の村にカフェのできるまでが長すぎます。「思い出旅行」 瀬せ口ぐち 和わ鼓こさま ミツバチたちの暮らしている不思議なマンションの部屋を、つぎつぎと訪ねる楽しいファンタジーです。しかも、自分のからだも小さくなり、アリンコのタクシーで出かけるというファンタジー世界への導入も見事です。「みつばちマンション」冨と み川か わ 晴は名なさま(小3) ミツバチのミツオが店長をつとめる不動産店に、つぎつぎと訪れるミツバチのお客さん、果物畑や竹林や花畑など、すてきな場所をつぎつぎと紹介してくれる楽しいお話です。「『ブンブンふどうさん』へようこそ」大おお久く保ぼ果か澄すみ さま(小2) のどを痛めている女の子に、直接ミツをあげるやさしいミツバチの話。人間がきらいだった友だちまでも、人間を好きにしてしまうやさしさが素直に伝わってきます。「すてきなひみつのおくりもの」 林はやし 香か弥やさま(小1) 物置の戸や道具箱の引き出しなど、いつも開けっぱなしにしておくおじいちゃんだけど、ミツバチが巣をつくり、ハチミツまでも発見して大よろこび。なんとなく不思議で面白いお話です。「引き出しの中の神様」 松ま つ尾お碧あお大とさま(小6) 小さな巣で力をあわせて生きるミツバチたち。でも、ミツ集めに出かけたミツバチが、農薬をすってもどれなくなりました。生きもののため農薬を使わないで、とやさしく訴えています。「小さなすのなかまたち」岩い わ松ま つ 香か 弥やさま(小4)童話部門175