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ミツバチの童話と絵本のコンクール

ブンブンのひみつ

受賞豊川 遼馬 様(神奈川県)

 ぼくは、みつばち。名前は、ブンブン。毎日友だちと花畑をブンブン、ブンブンとびまわっている。
 ぼくは、みつばち。だけど一つだけきらいなものがある。…それは、甘いもの。とくに花のみつは、大きらい!!
 ペッペッペッ
 まずいまずい
 うえーんべたべた
 だからぼくは、花畑をグルグルと見物しているだけ。毎日毎日ブンブンブン。
 でもこの事は、みんなにないしょ。だってそれは、はずかしいから。ぼくだってミツバチなんだもん!!
 あるひ、友だちのズズズが
「おーい。レンゲ畑はっ見だ。すぐこいよ。」
 大声で、みんなにしらせた。
「ひゃっほぅー。」
「レンゲ畑レンゲ畑最こう!!」
「ズズズさまばんざーい。」
 みんなは、大よろこびで、レンゲ畑にむかって、とびだした。
「ゲッ花のみつ。聞いただけでも鳥はだたつよ。」
 ぼくはブルブルふるえた。ブンブンなのにね、ブルブルしてるよ。
 みんなが、大はしゃぎしているあいだに、こっそり、すにもどって、昼ねをしようと決めた。
 すの、一番下のはじっこのめだたないところが、ぼくのへや。花粉一つおちてないへや。
 うっかり花粉がはいってくると、すぐに、フッーフフッーふきとばす。
 ぼくのへやは、海のにおい。なぜって、かべじゅうに、貝がらをはりつけているから!!
 なめるとしょっぱい海の味。これが、ぼくの好きな味なんだ。
 そのぼくのへやにもどろうとしたとき、おくれてきた仲間がとんできて、ぼくに言った。

「おい、気分がわるいの。」
「レンゲ畑に行こうよ。」
「早くしないとなくなるぞ。」
 ぼくは、レンゲ畑をそうぞうして、またまたブルブルふるえだした。
「おい。さむいのか?。」
「ねつがあるんじゃない?。」
「ざんねんだけど、レンゲ畑はやめて、へやにもどりな。」
 みんなは、ぼくの顔をしんぱいそうにのぞきこんで、言った。
 みんなにはわるいけど、ラッキーと、心の中でばんざいをした。これで、レンゲ畑に行かなくてもすむぞ!!
 ぼくは、わざと、ブルブルふるえながら、みんなに手をふってすへむかった。
「おだいじに〜!!」
 みんなの声が遠くから聞こえた。
「ひゃっほーぼくのへやさいこう。」
 ぼくは、大よろこびで、かべについている貝がらを、ペロペロ、ペロペロなめた。しおの味、海の味。やっぱりぼくは、この味が好きなんだ。まんぞくしたぼくは、ぐっすりねむった。海のしおをあつめる、ゆめをみながら。
「おーい。ちょうしは、どうだい?」
「おみまいにきたぞ。」
「これで元気になるぞ。」
 ぼくは、へやから顔をだして、とびあがった。なんとそこには、レンゲのみつをもった友だちが、何千びきと、ズラーッーとならんでいた。
「これを食べて早く元気になっておくれよ。みんな、ブンブンのためにみつをもってきたんだ。」
 ズズズがそういうと、
「えいようたっぷりだよ。」
「おいしいよ。おいしいよ。」
 みんな、ブンブンに、みつをわたしはじめた。

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