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ミツバチの童話と絵本のコンクール

ミツバチ リリンとひみつのおへや

受賞河原 沙采 様(岡山県)

 ある村に大きな木がありました。村の人たちは、その木をミツバチの木とよんでいました。その木のてっぺんのえだに、ミツバチの巣がありました。ミツバチの女王さまは、たまごを3こうみました。女王さまは、たまごをだいじにだいじに育てました。そして3この中の1こにひびがピリッ、もう1こにピリッ、さいごの1こにピリッ、ミツバチの赤ちゃんが3びき産まれました。長男のジャックと次男のロディーと長女のリリンと名づけてもらいました。ジャックは、女王さまの手つだいをよくします。ロディーは、うんどうが大すきです。リリンは、ときどきいなくなります。リリンがいなくなるとみんな大さわぎになります。
「おーいリリンどこー!」
と女王さまや、けらいは、よびます。するとカーテンのうしろから出てきたり、たんすの中から出てきたり、つくえの下から出てきたり、かくれんぼのめい人です。ある日リリンがさんぽをしていると、大きなにじ色をしたお花がありました。お花のまん中に穴が開いていました。リリンは、穴の中に入ってみました。すると、いまにもあふれそうなほどハチミツがありました。リリンは少し味みをしてみました。リリンは、
「うわーあまーい」
と言いました。リリンは、そのハチミツがきに入りました。それからリリンは、さんぽに出かけると、いつもミツのへやへ行きました。
 でも女王さまは、リリンがいなくなると、カーテンのうしろやたんすの中などをさがして心配しました。そこで、リリンは、ミツのへやにいく時女王さまに、
「さんぽにいってきまーす。」
と言ってからミツのへやにいくことにしました。
 ある日リリンは、テーブルの上においてあった画用紙に、ミツのおへやのちずを、でたらめに、書きました。おもしろくなってどんどん書きました。リリンは、ミツのおへやのめじるしのところに、ひみつのおへやと書いておきました。ちずは、リリンのたからばこに、かぎをしめておいておきました。
 ある日女王さまがお出かけをすることになりました。ロディーは、さみしげな顔をして言いました。
「いつ、かえってくるの?」
 女王さまは、
「うーん、わからないけどすぐかえってくるわよ、心配しないで!」
と言いました。リリンが言いました。
「さんぽへ行く時は、だれに言えばいいの。」
と、聞きました。女王さまは、
「けらいのジョーか、ジャックに言いなさい。」
と言いました。リリンは、
「わかった。」
といいへんじをしました。
 そして、女王さまは、出かけて行きました。
 いつものように、ジョーに
「さんぽにいってきまーす。」
と言って、でたらめなちずをもってひみつのおへやへむかって穴の中に入ってみると、からっぽでした。ミツは、1てきもありませんでした。お花の外に出てまわりをみまわすと、なんとおなかをぱんぱんにふくらませたちょうちょが3びきぐっすりねむっていました。3びきの名前は、ツバキとモミジとワカバです。3びきが起きた時には、リリンは、いませんでした。
 ワカバが
「ふーよくねた。」
と言いました。ツバキが
「ふーよくたべた。」
 モミジが
「あまいミツだったなー」
と言いました。3びきは、どこかへとんでいきました。
 リリンは、おうちにかえって自分のへやに入って、おやつも食べずにとじこもったままでした。リリンは、へやで、なん日もなん日もなん日もたくさんなきました。そこへロディーが
「おかえりーお母さーん!」
と、大声で言ったのでリリンは、ピクッとしました。女王さまがお出かけからかえってきました。リリンは、耳を、すましました。女王さまの声がきこえてきました。
「リリン、おみやげよ」
 リリンは、へやから出ました。すると、女王さまが、こづつみをもって、まっていました。リリンは、こづつみを開けてみました。すると、びんに、いまにもあふれそうなほどミツが入っていました。それを見たリリンは、目をまん丸にして、
「ありがとう お母さん!」
と言いました。リリンは、お母さんに、もらったミツを、ひみつのおへやにかくしました。リリンのほんとうのひみつのおへやは、自分の1番大すきな人からもらった自分の1番大すきな食べものの、あるところでした。

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